発想の方法
いろいろな発想の方法があります。
その中でも、偶然から組み合わせて、新しいものを作るというのが、ちょっと魅力的です。
例えば、むかし、漫画家の石森章太郎さんが、漫画家入門かなにかの本で、アイディアを練る時の実際を書かれていました。サイボーグ009の発想は、サイボーグと、野球から組み合わせで構想を練ったというような感じだったと思います。
紙に書き出して、キーワードを並べて、それらの組み合わせをいろいろと考えていく。その中から、思いもよらない発想が生まれてくる。
これは、半分は、偶然の産物でしょう。
紙に書き出すキーワード群の選択は、おそらく別の時に同じ事をやろうとしたら、別のキーワードになると思います。一期一会でもありませんが、その時に、選択するキーワードは、その時でなければ、並ばない組み合わせだろうと思います。
同じような系統では、笑点のように、お題が提示されて、それに関して、即興でネタを考え出すというようなものもあります。
0からすべてを作り出すことは、困難ですので、見えるところに、ヒントをちりばめていく。そのような方法論を考えていくというのも、また、楽しい面もあり、役に立つ可能性があります。
そのキーワードをテレビから拾っても、本や雑誌から持ってきても良いと思います。
また、単なるキーワードだけではなく、短い文章でも良いのではないかと思います。
このあたりのヒントは、発想法に関する本がいろいろと出ていますので、それらを参考にして、一つ一つ試してみて、そこから身につけていく。それが、近道のように思います。
先人が苦労して積み上げてきたものがあるのであれば、その発想法という部分に関しては、自分で新たに試行錯誤するのではなくて、学ぶというのが、かなり効率的かと思います。
そして、自分で努力したり、苦労する部分は、その方法を利用して、実際に発想を行うというその点に注力するのが、一番だろうと思います。
方法論は、いくらぱくっても、それ自体を公表せずに、自分で使う分には、なんの問題もありません。ただ、その学んだ方法論をまとめて、ネット上に公表するのは、かなりグレーな部分があるようにも思え、ちょっと悩ましいところがあります。
やはり、そこから得られた発想そのもので勝負するべきと思います。
そして、あくまでも発想法は、使いこなしてなんぼと思います。ただ、覚えていても何の役にも立たないと思います。
先日は、マインドマップの本を買ってきました。
A4の紙とカラーサインペンも用意しましたので、あとは、実践あるのみです。
いろいろと試してみてしっくりくるものだけを取り入れていけばいいと思います。
専門家でもインストラクターでもありませんので、自分にすべてのスキルがある必要はありませんから。
最初からすべての発想法をマスターしようとするのではなく、接ぎ木的に、一つ、また、一つという感じで手駒を増やしていく感じで。
あるいは、今日は、暇ができたので、新しい発想法を一つ学んでみようかというような気軽さで進めるのがいいと思います。
そして、一度より二度、そして、何十回、何百回と同じ方法を繰り返す過程で、習熟していくことも期待できますし、新たに自分なりのアレンジも出来ていくと思います。
道具は一回使って終わりではなく、一生使っていくものだろうと思います。
発想法を実践したそのA4の紙は、できる限り保存しておくのがいいと思われます。自分自身の成長の過程もみることができますし、そこからまた新たにネタを拾うことができるかもしれません。
そして、発想法は、ひとつマスターしたら、必ずそのテンプレートを作っておく。汎用を目指す必要もなく、うまくいったものをサンプルとして保存しておくだけで十分です。人間の類推能力が一番のレクチャーとなりますので、ワンセットのテンプレートがあれば、十分に思います。その日に着る洋服を選ぶように、テンプレートを選ぶ。あとは、実践あるのみです。
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