読んでいても、読めていない
それは読んで知っていると思っていても
本や雑誌もそうなのですが、日常にあふれるプリントのたぐいなどでも、そこに書かれていることをうまく把握できているかいないかというのは、けっこう大きな問題です。
読む時の自分の体調とか、気分によって左右されてくる部分もままありますが。
それを読んだという記憶があっても、中身を覚えていなくて愕然とするということもよくあることです。
飛ばし読みをして、その文章の大事な部分を飛ばしてしまったりすることもあります。
いかにして読み落としなく、的確にポイントを掴むか。
文章を読む時に留意すべき大切な点と思います。
そして、これは、意識をすることと日常的にトレーニングしていくことが必要に感じます。
読むことが出来たからと言って、必ずしも読めていないかもしれない。
常にその気持ちでいた方が良いと思います。
二回目を読むということ
同じ本を二回読むということをここ最近意識してやっています。
同じ本を二回も読むなんて時間のむだなのではないかと、以前は考えていました。
でも、残るものを考えると、あながち無駄と切り捨てるのはもったいないことかもしれません。
読んだという記憶が大切なのではなくて、その文章からの情報を頭の中に定着させるということこそ大切なのですから。
また、人間の脳は、復習を繰り返すことによって、他の知識と関連付けを始めるというようなことを最近読んでいる脳科学の本で知りました。
私の経験でも、例えば、試験問題で英文解釈の長文があったとしたら、一回目では、漠然とした印象くらいしかわからなかったものが、すぐに二回目を読むことによってかなり理解が違ってくるのが実感としてつかめています。
そして、実は、二回読むというのは、一回目の読みと同じだけ時間がかかるという単純なものではありません。
二回目ですでに理解しているところを飛ばしながら読んだとしたら、かなり短い時間で読み通すことができます。
飛ばさなくても、もちろん速く読めます。
すなわち考えているよりも労力は少なくて済み、そして、得られるものも考えているより多いことが期待できるということになります。
やってみる価値は十分にありそうです。
同じ本を二度読むことは無駄という固定観念を捨てることによって得られるものは多いであろうということです。
また、自分自身の成長という観点も考慮すべきことと思います。極端な話、小学生の自分と大学生の自分、そして、社会人になってからの自分。同じ本を読んだとしても受け取るものは、かけ離れています。
ポイントを落とさないようにしたい
まあ、大きな目標だけではなくて、小さな目標ももちながら進めるのがいいと思います。
とにかく、最低限は、その文章の中から最小限、これだけは読み落としたらまずいというポイントをうまく読み取るということです。
小さなもの、仕事関係の案内とか、情報伝達など、色々なお知らせ関係なども、その練習の一環と考えれば、別の見え方ができるようになると思います。
つまづくとそこで立ち止まってしまう
本を読んでいて、分からないところに出くわすと、そこで思考停止状態になってしまって、最悪中断してしまうこともあります。
すべてを頭から順に理解出来なければならないという強迫観念がどうしてもつきまといます。
少なくとも、他の人は、そうやって即座に理解できて進んでいると思うと、無力感に襲われます。
誰もが同じように感じている文章なのかもしれませんし、また、自分の基礎知識が不足しているためにその状態なのかもしれません。
それよりも、その分からない部分を飛ばしてしまって、続きを読むということが良いと思われます。
そして、どうしても知りたいと思うのであれば、一旦読了してから、すぐに二巡目に入れば良いだけです。
この分からなかった自分に耐えることができるというのも大切な資質の一つなのではないかとすら思うほどです。
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