テクニック、修行、言語化して伝えるということ
いろいろな技術を身につけるには、基礎的なことをしっかりとマスターする。
まずは、そこから入らなければなりません。
そして、なんとなくわかった。というレベルと、マスターした。というレベルでは、明らかに違いがあります。
どのような技術でも、見た目には、単純なことの積み重ねに見えると思います。
そして、最初は、まねるところから、入るのが一般的です。
独学ということもあると思いますが、多くは、お手本となる師匠がいて、徒弟制度的に修行をする。それが結局は、一番早く、一番遠くまで行けるような気がします。
まず、まねる。そして、それを反復する。気の遠くなるくらいの回数と時間をかけて。大抵は、必要なボリュームを読み違える。大抵の物は、秘伝などではなくて、当たり前のことを当たり前にやる。
以前、読んだ本に、上達の方法が載っていて、学校の先生から学んだというような書き出しだったと思いますが。
「当たり前のことを、当たり前のようにやる。ただし、徹底的に。」
シンプルですが、これが真実のような気がします。この徹底的にの部分ができなくて、諦めてしまうことが多いように思われます。
また、最初は、うまくまねたり、学んだりすることができず。例えば、師匠から怒られる。それこそ、ぼろくそに言われる。これは、師匠ではなくても、一般的な職場では、上司がそれにあたるかもしれません。
これに関しては、以前、これも読んだ本に、ある外国人の話が載っていました。
ある職場で、レストランだったと思いますが、先輩にしごかれる日々が続いていた。それで、日本人のその作者が、もう、耐えきれないとやめようとして、ふと、黙々と働く外国人の同僚に目がとまった。
「そんなに、ぼろくそに言われて、よく耐えられるな。」
「いくらぼろくそに言われようが、殴られようが、それで、テクニックを学べるなら、安い物だ。」
妙に、その下りが印象に残っています。
結局、どの分野にしても、楽をして、速攻性のある学び方などないのだと思います。
学びたいことがあったら、徹底的に分析して、それを完璧に模倣する。そして、それが自分の中に定着するまで、徹底的に繰り返す。
おそらく、いろいろな分野の第一人者と、一般人の違いというのは、その単純なことの繰り返しに費やす時間や労力の見積もりが、桁が違っているのだろうと思います。
ただし、誤った努力を繰り返さないように、師匠が必要だったり、自分で、ノートをつけて、客観的なもう一人の自分が見守る。そのようなことは、必要なのだと思います。
私の当面の目標は、ネット上に、大量の文章を蓄積していくことです。このサイトも、その一部として、更新を重ねて行きたいと思っています。
それと後輩など他の人に教えるという場面も時々出てきているのですが、それも滅茶苦茶勉強になります。
教えることによってなぜスキルが伸びるのか。個人的に考えた結論としては、漠然として感覚でやっていたものをとりあえず文章化するということに意味があるのではないかと思っています。
他人に何かを伝える時には、言語で伝えるしかありませんので、必然的に文章化する必要があります。
そして、自分だけで参照する文章と、他人に向けて伝える文章とでは、内容に差がでてきます。
デカルトの方法序説を少しずつ読んでいますが。そこにも他人が読むことを意識した文章というのは、クオリティーが違ってくるというようなことが書かれていました。
すなわち、スキルを文章化することによって整理することと、他の人の目を意識することによって、より真剣に取り組むことになる。
この2つが教えることによって自分が学ぶということの本質のような気がします。
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