自分だけの書庫を持つのも大変です
本を買って集めるとか貯めるのは、比較的簡単です。捨てなければ、あっという間に本の山が築かれます。これは、誰しも経験することだろうと思います。しかし、大量の本の管理というのは、一筋縄ではいきません。まず、保管のスペースを必要とします。
立花隆さんも猫ビルという本の書庫の目的だけのビルを建てられていました。本当にうらやましいとあこがれたものです。しかし、最近読んだ本に、そのビルのローンが、毎月60万円で、しかも、最近、そのビルを手放さざるを得なくなった。と記載がありました。
真偽の程は、確認しておりませんが、本当であるとすれば、無情を感じてしまいます。永遠は、無いとしても、少なくとも自分が生きているうちには、所有し続けていたいものですね。
ゴダイゴのタケカワユキヒデさんも、以前、テレビで、別荘のログハウスに、少年マガジンとか、サンデーを始めとして、まんが雑誌やコミックスを図書館のように大量に所蔵しているところを映していました。これも、大変うらやましく思ったものです。
古くは、大宅文庫というのもあります。大宅壮一さんが、雑誌などを集めた自前の図書館で、貴重な資料が大量にあり、マスコミ関係者の駆け込み寺として、有名でした。
一般の本は、図書館にあっても、雑誌や話題にならないようなマイナーな本を収集してある。そこに価値があったのだと思います。
また、アウト・サイダーで有名なコリン・ウイルソン氏も、本を収集して蓄えるのは、簡単であるけれども、結局は、その前にそれを保存しておく場所を確保しておかなければならない。という趣旨のことを書かれていました。
結論としては、自分で本を収集したければ、きちんと保管できる場所を確保できなければならない。しかも、永久的にそれを持続できなければならないということですね。
それが無理な人間は、一つは、要約や抜き書き、一部のコピーなどの手段で、蓄積していくこと。あるいは、本をばらしてスキャンして電子化する。どちらかしかないでしょう。
自分のトレーニングと考えると、本の要約のトレーニングが一番現実的かもしれません。その時に出典の本の記録があれば、今の時代、欲しくなった時に、大半は、ネットで入手できる可能性があります。
本の要約を書き残すとしたら、やはりEvernoteが一番に思えます。
紙に書くと、また、保管スペースの問題になりますし。
作家の福田和也さんが、本のお気に入りの部分をノートに万年筆で書き写すのがとても楽しいと書かれていました。私も万年筆で大学ノートに好きなことを書くことを毎日続けていますが、たしかに万年筆で書くことは、独特の快感を感じます。それと本の抜粋を書くことの組み合わせは魅力的だと思います。
簡易的に抜書きをするには、スマホの写メで、そのページを写してしまって、それをストックする方法というのもあります。今のスマホの写真の解像度から言えば、読めないということはありえませんから。
そして、その画像さえあれば、本が手元になくても、それを書き写すことができます。本が傍らになければ書き写しできないということは、ないということになります。
あと、本は無くなっても良いのであれば、電子化するのもいいと思います。いわゆる自炊という方法。紙の本を裁断機で裁断して、バラバラにしたものをドキュメントスキャナーで電子化することです。手間がかかりますが、Kindle本になっていないタイトルを電子化して、パソコンで読めるのは、かなり魅力的です。年をとると遠視がすすみ、紙の本は読みにくくなります。電子化した本をパソコンで読むのは、バックライトもありますし、文字のサイズも拡大することができて読むのが楽です。
一時中断していた自炊を最近再開しているのですが、古い本は、すでにきばんでいたりしますので、それほど罪悪感を感じないで済みます。なによりも保存のスペースがなくて良いのが一番のメリットかもしれません。
ツイート
スポンサーリンク
自分だけの書庫を持つのも大変です関連エントリー
- 机の前に座りつづけることこそが才能
- 本を何度も読んでマスターする
- 文章をきちんと書く練習をする
- テレビドラマなどで見た、印象に残るノート
- マニュアルを作ることを趣味にしてみる
- 知らなかった頃のことを忘れてしまう
- 記憶のフックを作る
- 今更ながらに読書にはまる
- 記憶力のトレーニングをやってみる
- 古本を安く買ってきて、自炊して、データベースを構築する
- 取材をするということ
- 無駄な努力をしてみる
- 読みたいテキストは、メールで、携帯で読む
- 発想の方法
- 情報の保護と紙(文書)の処理
- 近い過去の歴史から学ぶ
- 時間も含めて音声ファイルを自分で作る
- 寝袋、シュラフを家の中で使う
- あきらめのちょっと向こう側
- 大量の文章を書く才能
- やらないと始まらない
- 目次をコピーして読書ノートにする
- 本は、買わなければダメか?
- ブック・ストッパーを買ってみました
- 早川義夫さん推薦の本
- 経済を学ぶ
- 記憶のトレーニングと、脳の活性化
- トイレの読書と時間の経過
- 聖書の入り口
- 本棚全体を自分のデータベースと考える
- クリアファイルとファイルボックスでA4の紙を管理する
- 大統領の読書法
- 英語の文章を読むのに、スキミングという手法を取り入れてみましょう
- 図書館を自分の書庫として、使いこなす
- 図書館をうまく利用できれば、いろいろとできそうです
- 上達のために比喩で影絵のように記録する
- ものごとに上達して、上級者になるために一つのヒントがあります
- テクニック、修行、言語化して伝えるということ
- オーディオ・ブックとか、音声で学習する
- オーディオ・ブックというものがあります。英語圏では、かなりのタイトルがあります。その効用とすすめです。
- 新聞を定規で切り取って、ネタを箱にストックする
- 新聞の記事をネタにする方法
- いろいろな作業手順は、手書きで手元にあるほうが楽
- パソコンのみではなく、手書きのメモも併用した方が、効率よいこともあります。
- 記憶することをゲームのように考える
- 100円均一の二穴バインダーで紙ものの整理を
- 読んでいても、読めていない
- 出し尽くしたところから考えが始まる : ブレインダンプ
- 書類は、手を付けて初めて足りないところが分かる
- 読書と言っても様々です
- ノマドよりも、自宅
- パソコンで無料で使える音声入力
- 読んだつもりの本をあえて再読する
- 休日の職場の会議室
- 研究をするのにノートを作る
- 新聞の記事や本の一ページを写真に撮って残す
- リスト化するメリット
- 過去記事を読むから対話になる
- ルーズリーフノートを使い込む
- 言葉を学ぶ、調べる
- 束ねたコピー用紙の裏に自由に書く楽しみ
- 調べる過程を記事にしていく
- 学びたい事に関して、年表を作る
- 雑学の本をいろいろな知識の入り口として利用する
- B5のルーズリーフノートにありとあらゆる覚書きをメモしていく
- 孤独を友とする
- シミュレーションをゲームにする
- イメージで考えるという方法
- 刑事ドラマの捜査情報まとめノート
- 止まっていた時を動かす
- サイコパスの壁の紙をクリアファイルで
- ライフワークとか言ってないで、今から学問をはじめる
- ポイントを箇条書きにするそれを羅列していくそのようなものをたくさん作る
- 時系列を気にしながら書くのではなく、書けるところから書く
- 本を手繰りながら読んでいく
- パソコンに向かっていてもスマホから音声入力と言うのを併用してもいい
- 先延ばしが増えると可能性が減る
- リクライニングの椅子に横になって音楽を聴きながら本を読む
- 自分が専門家であるほど、ネットは役に立つ
- デスクノートに出来事を記録していく
- A4のコピー用紙、プリントアウト、そして、2穴バインダー
- 個人的なシステム手帳の使い方
- 万年筆を色々と使ってみる
- 万年筆を色々と使ってみる
- 言語化することの価値と可能性
- A4の紙、上から2行のみ文章
- 本を筆写する補助としてスマホを利用する
- 本を筆写する補助としてスマホを利用する
- 自分の本棚にアクティブスペースを作る
- 自分の本棚にアクティブスペースを作る
- 自炊の優先順位を考える
- 自炊の優先順位を考える
- A4サイズの紙にメモして、シンプルノートにまとめる。
- A4サイズの紙にメモして、シンプルノートにまとめる。
- 悩んでいることは、書き出して考える
- 悩んでいることは、書き出して考える
- コクヨのA6ノートを相棒として進める
- コクヨのA6ノートを相棒として進める
- To Do List の実際
- To Do List の実際
- 知識は力
- 知識は力
- 視認性の良い資料をクリアファイルでまとめて発想に活かす
- 視認性の良い資料をクリアファイルでまとめて発想に活かす