出し尽くしたところから考えが始まる : ブレインダンプ

出し尽くしたところから考えが始まる : ブレインダンプ

発想法にも色々ありますが

 

色々な本を読んでいると、発想法に関して、それぞれこれがベストというように紹介されています。

 

ブレインダンプなども有名ですが。

 

今までは、ブレインダンプというのは、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる 的なものかと思っていました。でも、それだけでは無いのだと、最近読んだ本で気づきました。

 

あることに関して考えるときに、人間は、ポピュラーで誰でもが考えつくことを優先的に思い浮かべてしまう傾向があるとのことです。まあ、当たり前と言えば当たり前のことですが。

 

学校の試験や資格試験などのその能力があるからこそ合格できるわけですし。

 

思いつくことを片っ端から紙に書き出すというのが、ブレインダンプのやり方と思いますが。

 

この開始した初期段階で、誰にでもすぐに思いつくことが出尽くしていくというのが、どうやらキモのようです。

 

数をこなせばこなすほど、最後の方には、ネタが尽きた状態になってきます。

 

そのもう枯渇してきた状態からが、オリジナルをひねり出す段階に入るのだと。
少なくとも、今は、そのように理解しています。

 

すなわちありふれた発想すべてをブロックした状態にして、それ以外を考え出すということです。最初から、それ以外だけを考えることはできません。その前段階の出し尽くすという作業がどうしても必要になってくるわけです。

 

また、すでに書いてしまっている事柄を見ることによって、それに触発されて別の発想がわくこともあるかもしれません。

 

実践してつかむ

 

理屈はなんとなく腑に落ちる気がします。後は、実践あるのみです。

 

そもそも発想法の本などは、それを読んで理解出来たとしてもそれだけではなんの役にも立ちません。実践を繰り返して、それを常に使うツールにまで落とし込んで、そこから生み出される結果を積み重ねていくことこそ、一番大切な部分です。

 

A4のコピー用紙を用意して、毎日、時間さえあれば、ブレインダンプをやってみる。そこがスタートで、また、ゴールなど無く、一生続くトレーニングになるのだろうと思います。

 

そして、トレーニングの過程は決して捨ててしまわないで、積み重ねて蓄積しておいて、後日、振り返ってみるのも有意義なことです。その積んである量そのものが報酬の効果もありますので、励みになりますし。

 

何よりも、一度苦労して書き出したものは、後日、パット見て大体をすぐに把握できます。それを見ることによって過去の思考を頭の中に保持しなおせたら、そこから他のこととつながって発想につながる可能性が出てくると思います。

 

ブレインダンプ的な考え方

 

このブレインダンプ的な考え方というのは、他にも転用できそうです。

 

例えば、物語を書くことを考えると、いくつかのシナリオを書くことがその一つだろうと思います。誰でもが思いつくような結末。それがすぐに思いつくのなら、それを書いてみる。そして、それをちょっとひねってみる。ありふれたものから少しだけ逸脱するような方向性を考えていく。行く手を遮ってしまって別の発想をしなければならない状況を作る。

 

ストーリーばかりではなく、視点を変えてみるとか。たたき台を作って、それをもとにしてアレンジしていく。そして、色々な可能性を出し尽くしたら、おもむろにそれらの中から自分なりにしっくりくるような結末につなげていく。そんな方法を考えています。

 

ブレインダンプが終わったら

 

ブレインダンプが終了したら、そこで終わりではありません。

 

その出てきたキーワードをマインドマップでまとめたりは、有意義と思います。また、最終的には、箇条書きでも良いので、文章化するところまでが必要と思います。

 

単語一つだけでは、何を考えていたのかがわかりにくいものです。その時には、なんとなく記憶にあったとしても、後日、日にちが経ってから見直すと忘れていたことも多いものです。

 

数ヶ月、数年先の自分は、他人みたいなものです。文章まで作成しておくと、他の人に伝えることができます。未来の自分に向けてメッセージを残していく。そんな感じです。

 

発想法全般に言えることですが、一度や二度実行することは、とても簡単です。それを毎日使い続けるその習慣化こそが一番のキモなのではないかと思います。

 

 

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