文字から音楽に入る
一昔前は、まず、音楽がありきでした
音楽を聴く。その時に、一昔前は、まず、音楽自体がありきでした。例えば、レコードであり、CDであり、FMであり、有線など。
すなわち、何らかのメディアでかかっているもの、聴けるものがあって、始めて、音楽に接することができたわけです。
それでも、音楽雑誌とか、評論とか、おすすめとか、いろいろな文章も片方でありました。しかし、スタンスとしては、おすすめ、あるいは、すでに聴いた人へ向けた情報。そんなところでした。必然的に、お金がある人が有利という構図がありました。
音楽評論家とかでしたら、無料で視聴盤がもらえたりしますので、余計一般人との差別化が進んでいる雰囲気も感じたものです。中古でCDを購入したりした時にも、サンプル盤があったりもしました。おそらく音楽関係者の方々からのものなのではないかと思います。(一般的には、入手できませんので)安く中古で入手できましたので、それはそれでありがたかったのですが。
時代は変わり、存在さえ知っていればという感じになりました
時代は変わり、誰でもが音楽に気軽に触れることが出来るようになってきました。
何が言いたいのかと言えば、YouTubeの存在が大きいということです。
まず、ネットや本で、ある音楽を知る。それが、ジャンルであったり、アーティスト名であったり、アルバム名であったり、曲名であったりするわけですが。
そこに音楽がのります。というか、文字で分かった音楽の情報を実際に、検索するだけで、YouTubeで聴ける訳です。これは、画期的なことかもしれません。
例えば、Jazzに興味があって、マイルス・ディビスの名前をきいたとして、彼の音楽は、今までであれば、CDを買わないと聴けなかったわけです。それが、YouTubeでは、いくらでも検索でヒットしてきます。情熱と時間さえあれば、いくらでも詳しくなれます。それこそ小学生の夏休みの宿題レベルでも、Youtubeで聴いたマイルス・デイビスのアルバムと参加メンバー、ディスコグラフィーなどをまとめて、それに感想をつけていけば、かなりのものを作ることができると思います。
また、ジェフ・ベックの曲は、気に入るだろうかとか考えるよりも、YouTubeで、実際のサウンドに触れることができます。その延長で、知らなかったミュージシャンについても、その音をまず聴ける。そんな時代になっています。となると、文字から入る音楽というルートができていることになります。
昔から名前だけを知っていたけれども実際にはその音楽を聴いたことのなかったアーティストをじかに聴くことができます。
ニック・ドレイクあたりもきちんと聴いてみたいと常々思っていました。とりあえず一曲聴いてみて、しっくりくるかどうかを判断してみます。
文字から入る?
もしかすると、ちょっと前に、ブログで見たアーティストが自分のお気に入りに今後なっていくかもしれません。音楽を文字にするという作業自体にも価値が高まることになります。
単なる文字の羅列、アーティスト名を順に並べるだけでも、例えば、ジャズの有名ミュージシャンの一覧などというものがあれば、暇に任せて、片っ端から聴いていけばいいということになります。
逆に、音楽から、文字にする。この作業にも価値が高まるということにもなるのかもしれません。存在を教えてあげる、あるいは、教えてもらう。その楽しみがでてきます。思ったよりも、すごいことなのかもしれません。
特殊な能力も、資力も必要ありません。ただただ真摯に音楽と向き合って、それを文章化する。そのことによって、ありとあらゆる音楽に精通することができます。
でも、やはり、特定のジャンルをしぼって、そこに集中する方がいいかもしれません。
まったく何も知らない状況から例えば、ジャズの一ジャンル、アーチストに関して、かなりの博識になって、それをブログやサイトにまとめていく。
そんなのは、楽しそうですし、かなり意義がある作業になると思います。これに、海外の記事を探して、翻訳して大意をとり、それも取り込んで育てていく。
ここまでできれば、かなり抜きん出た存在になっていくことができそうです。
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