CDやDVDのコレクションは再生できなくなってしまったらただのゴミと化する
たいていのコレクションは、自分が生きている間は、そのままの形に近いものを維持できています。もちろん紙ものとか、経年劣化は、それなりにありますが。
ただ、CDやDVDなどは、いきなり再生できなくなったりしていることがあります。そうなると、どんなに貴重なタイトルを持っていたとしても、無に帰してしまいます。再生できないという時点で、価値はほとんど失われると言っても過言ではないと思います。
まだ、LPなどのレコードの方が保存しやすい感じがします。カビが生えたり、傷がついたりなどのトラブルはありえますが、ある日突然ゼロになることはありませんので。
この再生できないことによって価値がなくなるということは、けっこう残酷なことと思います。宝石と思っていたものが、ある日気がついたら石であることが判明する。そのくらいの衝撃があります。
せめてもの対応として、デジタルデータを保存したいと思うのですが、複製は、法に抵触してしまいます。
ストリーミングサービスやデジタルデータの販売の形が主流になっている一因として、このあたりの事情もありそうです。
一時期、映画とかドラマのDVDも集めたい誘惑に駆られたこともありましたが、やはり、この問題がありますので、実行には至っていません。
ストリーミングサービスとレンタルDVDで十分に思っています。どうせ一度に視聴できるのは一本だけで、それも一回観たら次に観るのは、ずっと先のこと。場合によっては、一度しか観ないものかもしれません。
でもまあ、人生には限りがありますし、どうせ墓場には持っていけません。永遠というようなことを考えてもあまり意味がないことなのかもしれません。
コレクションして死蔵するよりも、日々楽しんでいく。その方向に意識をシフトしていくのが良いと思われます。
形ある物のコレクションではなくて、本来の目的を考えてみる。すなわち、その音楽を聴くこととか、その映画を観ることがメインということです。
それを思い立った時に視聴できる環境を整える。そのためにコレクションがあったり、ストリーミングやレンタルがあると考えるということです。
楽しむということにも才能と努力が必要なのだろうと思います。
そして、いざ売ろうとか考えると、プレミア付きで売れることは、ほぼ皆無といってもいいと思います。そうなると、資産価値とは考えられない側面もあり、やはり自分だけで楽しみきってしまうことに専念すべきと思います。
ストリーミングとかは、かなりのタイトルが聴けますが、まだまだ、カバーされていないものもけっこうあります。そこを埋めて、楽しむことができる。そのあたりに価値がありそうです。
逆に考えると、プレミアムのついたものは、お金さえあれば、入手できますが、価値がないと忘れ去られているものは、存在すら知られていない。このあたりを追求するための個人の所有ではないかと思います。
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