Evernote で持ち歩ける自分だけのリファレンスを作る
電子機器でリファレンスを持ち歩く
かつてZAURUSを使っていた時代から、ポケットサイズの電子機器で自分だけのリファレンスを作り、持ち歩くのが夢でした。
昔は、通信機能がありませんでしたので、パソコンで入力して転送したり同期したりということはできませんでした。よって自分自身でその電子機器の小さなキーボードとか画面に入力して使っていました。それが、スマホの時代になり、ネット検索や同期することまでできるようになりましたので、格段に扱いやすくなりました。
昔は、マニアのものだった環境がそれよりも数段進化して、一般の人々が使える状況になっています。とても素晴らしいことと思います。
具体的には、Evernoteで、PCとスマホを同期して
まずは、手入力を主体として、リファレンスを作り上げていきます。いわば、日常使いのカンニングペーパーみたいなものです。仕事や趣味で覚えておかなければならない事柄をテキストに入力していきます。
当然、作成は、パソコンで。パソコンにEvernoteのソフトが入れてありますので、そこで作ります。もちろん、ブラウザでログインしてそこで作業をしても同じことです。
例えば、まず、リファレンスというノートを作ります。そして、そのノートのショートカットを作成して、Evernoteを起動してすぐにそのノートを開くことができるようにしておきます。
このノートが、目次に当たります。そこにノートをリンクさせながらハイパーテキストとして構築していきます。ちょうどネットで、ホームページを作るように、htmlでリンクを記述するようなことが簡単にできます。それは、アプリ内リンクをコピー を使ってです。
例えば、仕事関係の電話番号をまとめたいなら、新しくノートを作ります。仕事関係の電話番号 という名前で、ノートを作ります。そして、そのノートに電話番号、氏名、住所など必要な情報を入力します。
そして、出来上がった 仕事関係の電話番号 というノートのタイトルのところを右クリックします。するとメニューがポップアップしますので、そこで アプリ内リンクをコピー を選択します。このコピーしたものを先程の リファレンス というノートにペーストします。
これで、Evernoteを起動したらすぐにリファレンスというノートを選択することができ、そのノートにある 仕事関係の電話番号 というノートを開くことができる仕組みが出来上がります。これを繰り返して、自分なりに階層化したり、ハイパーテキストを作ったりして、ノートを連携しまくっていけば、ホームページにまとめたような感覚で、Evernoteを使いこなしていけます。
プライベート というノートを作って、そこに ラーメン屋リスト というノートをリンクさせたり。自分の趣味関係の色々な情報をまとめていったり。作り方は、簡単で、あとは、楽しみながら、自分だけのリファレンスを構築していくことができます。
また、これらは、公開しているものではありませんので、ネットのページを保存したものとか、ネットの文章のコピペとか、写真、はては、PDFなどもリンクしていくことができます。そして、これらは、同期することによって、スマホのEvernoteアプリで参照することができます。この構築したものを最終的には、スマホでいつでもどこでも参照できるということに限りない可能性を感じます。
また、すでに過去に作ってあったノートを掘り起こしてリンクをつけることもできます。Evernoteといえば、階層化されて整備されたものをネットなどで見かけて圧倒されることがありますが。大部分は、混沌の海に埋もれていてもいいと思います。その大海の中から、キラリと光るノートを目次ノートにリンクすることによって、迷子にならずにいつでも参照できるようにしていく。全体の整備とは、ちがったアプローチで過去の遺産を活かすことができる方法です。
リファレンス候補
作成するリファレンスの候補としては、いくつか考えられます。
- 仕事、プライベートの電話番号、住所録
- 本の抜書
- 作家別、本のタイトル一覧
- 音楽関係、好きなアーティストのディスコグラフィー
- 欲しいものリスト
- 仕事でよく参照する数字などデータ
- スマホやデジカメなどの操作関係のまとめ
- 旅行に持っていくもののリスト
- 災害時の持ち物、対応マニュアル
もちろん一例に過ぎませんので、可能性は無限に広がります。
現在のアプリ内リンクの作り方
Evernoteは、しょっちゅう仕様の変更がなされますので、その都度、操作が変わってきます。
上記のアプリ内リンクの作り方は、今現在(2023/01/01)では、
リンクしたいノートを一覧の中から探して、右クリック >> 内部リンクをコピー >> アプリのリンクをコピーでできます。
これをノート内にペーストすれば、目的を達成することができます。
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